平良美奈子の
世界を繋げるリレー

沖縄から、世界を舞台に活躍する旬のグローバル人材を
株式会社U-more代表、 Ryu×Ryu Festa主宰 、平良美奈子が伝えます。

第七回 株式会社ナノベーション副社長 眞鍋あゆみさん

県内の海外渡航や留学した先輩方へ話を聞く「平良美奈子の世界を繋げるリレー」。
第7回は株式会社ナノベーション副社長 オペレーション統括の眞鍋あゆみさん。大学受験の不合格から一念発起しアメリカへ飛び込んだ眞鍋さん。現地大学卒業後ニューヨークで6年間働き日本に帰国、2016年には拠点を沖縄に移し、現職の立ち上げメンバーとして、副社長を務める。学校と仕事で2つの国の文化を知った、眞鍋さんが伝えたいこととは。

『英語は嫌い!大学受験不合格は大きなチャンスだった』
留学を決めたのは18歳の大学推薦入試に落ちた時(笑)。「やばい!」と思っていたタイミングで家に留学のパンフレットが届いたの。「あ、私アメリカに行けばいいんだ。」とそれ以外考えられなくなったけど、父さんは「勘弁してくれよ」って(笑)。ミュージカルを勉強したくて、「ブロードウェイ」に行った方が早いと思って。NYに行きたかったから、まずは英語からとオクラホマ州の大学付属語学学校に飛び込んだ。そもそも英語はむしろ嫌いな方。同じくらい英語ができない学生が世界から集まっていたんだけど、世界中の異なる文化の理解に追いつけたのは、真っ白な状態で飛び込んだからこそだった。

『文化を学ぶには3年。アメリカと日本で暮らし、知る』
英語は留学3年目が一番喋れる感じだった。本当のコミュニケーションって地域文化を分かった上で成り立つから、文化を知らないと単語が分かっても言葉の後ろにある意味が完全には理解しきれないのが最初の1、2年。文化の本質を知るには生活に入り込んで深掘りしていくこと。日本はルールや規律、協調性を守ることが大事だけど、アメリカでは個性を持ちなさい、新しい発想を持ちなさいと教えられる。ニューヨークでは違いを理解してリスペクトする文化。周りに気を遣いすぎて自分を見失うなんてことは無いし、自分を大切にする。アメリカで暮らしたからこそ、その意味がわかるな。

「何も知らないこと」が強み。留学は中学生から。
年齢を重ねると知識や身体に染み付いた文化や習慣も増えて、どうしても文化のギャップがきつくなる。留学先で出会った友達は多いけど、ネイティブに近い文化の価値観でほぼ完璧な英語を話したいなら18歳の留学は遅い方と感じた。中学でまずは行くべきかな、英語と日本語で使う筋肉は違うし、耳も筋肉も頭も柔らかいうちにね。騙されたと思って、真っ白なまま行って欲しい。チャンスを掴め!

学校と仕事の両面からアメリカでの可能性を話してくれた眞鍋さん。キャリアを積み上げている姿がとてもかっこ良く、「こうありたい」とお手本のような存在です。お話聞かせて下さり誠にありがとうございました!

<取材協力>
株式会社ナノベーション 眞鍋あゆみさん
http://nanovation-jp.com

<企画運営>
株式会社U-more Ryu×Ryu フェスタ実行委員会
http://ryuryufesta.github.io