学習受験社ガゼット　受検統括部 部長  太田 真光さん　広報担当 松田 麗香さん

松田　夏休みも終わり、いよいよ後半戦が始まりましたね。本番の入試まで残りの日数も少なくなってきました。

太田　そうですね。この時期は夏までに磨いた力を確認し、本番に向けて、学力とメンタルをしっかりと固めて実践力を養ってもらいたいと思います。

松田　まさに「スパートの秋」ということですね。ところで今回のテーマは何でしょうか。

太田　今回は視点を変えて中学受験に効果的な『親の関わり方』についてお話させていただこうと思います。先日、ガゼットで開催したオンライン保護者セミナーで多くのご要望をいただきましたので、お話させていただきます。

松田　「こどもにどのように関わるか」を悩まれているご家族の方は多そうですね。

太田　ご家庭により生活サイクルやスタイル、お子様の学習状況などは当然異なります。ですから「自分のこどもにプラスに活用できる」という観点で、参考にしていただければ幸いです。

太田　勉強している時に、こどものそばにいすぎると「依存心」を強くし、「監視」の意味も大きくなるため、逆効果です。同じ勉強をするにしても、「勉強したか？」ではなく、こどもから「勉強したよ！」です。「親が承認する」ではなく、「こどもから承認してほしい」がキーワードです。またこどもの頑張りを認めてあげる環境づくりの効果的な方法として、「ユーメッセージ」ではなく「アイメッセージ」を意識して「あなたは」が主語ではなく「わたしは」を主語にして話してみてください。

太田　最近、「スマホ」に関する相談がふえています。こどものスマホ使用率は年々増加傾向にあり、令和４年度の内閣府調査では、小学生は59・5％、中学生は86・6％（『令和４年度 青少年のインターネット利用環境実態調査　調査結果』より）となっています。そこで、スマホの「効果的なルール」についてお伝えします。

松田　小学生でも、かなり多くの子が使っていますね。効果的なルールとはどのようなものですか？

太田　まずは「効果的でないルール」ですが、例えば、親子関係が悪化している中で、親が一方的に「スマホは１時間でやめなさい」「スマホ禁止」と伝えても、こどもは親の言うことを聞きにくいということが起こります。

松田　いまは親の方もほとんど使用していますし、「親は良いのに、こどもはだめ」とかはむずかしいですよね。

太田　使用に関するルール設定は、各ご家庭の方針に寄りますが、「なぜそのルールが必要なのか」をこども本人が理解することが大切です。こどもからルールを提案させて一緒に設定することも効果的です。また、動画視聴が人気なので、あえて一緒に見ながら、「どういうところが楽しかった？」など聞いてあげると、楽しみながら「言語能力」や「思考力」も養成できます。「自分で考える」というプロセスを効果的に取り入れることが重要です。

太田　受験本番までやる気を保ち続けるのは難しいものです。「最近、気が抜けている」と感じた時は、志望校合格という最終目標ではなく、「今日はこの問題を全部解いてみよう」「次のテストでは80点を目指そう」といった小さな目標（スモールステップ）で、見事達成できた時には褒めてあげてください。結果で褒めるのではなく、途中の経過を褒めることで自信がつき、徐々にやる気も戻ってくるはずです。

太田　ガゼットではお子様の学習面を力強くバックアップいたします。９月22日（日）の小５・小６生対象の第２回開邦中　球陽中模試を皮切りに、10月には、小４生から小６生を対象にした昭和薬科模試を実施します。

10月13日（日） 小６生対象
『昭和薬科模試』
10月27日（日）小４・小５生対象
『昭和薬科模試』

太田　また今年度は、ガゼット生だけではなく一般生も対象に、開邦中・球陽中特化型、昭和薬科中特化型の直前ゼミを実施します。オンライン形式での授業となります。

『直前ゼミ』　小６生対象
開邦中・球陽中直前ゼミ
10月２日（水）から全６回　
昭和薬科直前ゼミ
12月11日（水）　から全５回

開邦中・球陽中直前ゼミでは、理系の問題と算数独自検査を中心に。昭和薬科直前ゼミでは、算数の実践形式問題を扱います。〆切が迫っていますので、ぜひ本番前の仕上げに受講ください。

松田　各種イベント・講座は、ガゼットのＨＰから申し込みできます。多くの方のお申し込みをお待ちしております。

太田　中学受験をお考えの皆さま、ぜひガゼットでいっしょに勉強しましょう！

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