
2009年首里に設立し16年、沖縄の小・中学生の学力向上に貢献してきた弘文館。その向かいに今夏、中学受験専門の「学習受験社ガゼット首里本部」が開校しました。方針も学習スタイルも異なる塾ですが、同じ首里で学力貢献に向上する同志としてなにかできないかという弘文館塾長岡田氏の想いからこの対談が設けられました。
岡田 ガゼットさんは元々福岡発祥の塾だと思います。九州は進学熱の熱い地区だと思いますが、沖縄で開校するきっかけや理念を教えて下さい。また九州と沖縄の子供達の違いはありますか?
吉田 ガゼット沖縄は、沖縄の子どもたちを育みたいという想いからはじまりました。1973年と歴史的にも重要な時期で、本土復帰のタイミングとほぼ同じスタートです。九州と沖縄の子供達の違いはないように感じます。どちらのお子様の目も輝いていますし、伸び代がたくさんあるお子様が多いと感じます。ただ、入試制度や学習環境の違いはかなり大きいと思います。子供たちの違いというよりは環境の違いによる影響の出方が変わっていると実感しています
2009年首里に設立し16年、沖縄の小・中学生の学力向上に貢献してきた弘文館。その向かいに今夏、中学受験専門の「学習受験社ガゼット首里本部」が開校しました。方針も学習スタイルも異なる塾ですが、同じ首里で学力貢献に向上する同志としてなにかできないかという弘文館塾長岡田氏の想いからこの対談が設けられました。
岡田 ガゼットさんは元々福岡発祥の塾だと思います。九州は進学熱の熱い地区だと思いますが、沖縄で開校するきっかけや理念を教えて下さい。また九州と沖縄の子供達の違いはありますか?
吉田 ガゼット沖縄は、沖縄の子どもたちを育みたいという想いからはじまりました。1973年と歴史的にも重要な時期で、本土復帰のタイミングとほぼ同じスタートです。九州と沖縄の子供達の違いはないように感じます。どちらのお子様の目も輝いていますし、伸び代がたくさんあるお子様が多いと感じます。ただ、入試制度や学習環境の違いはかなり大きいと思います。子供たちの違いというよりは環境の違いによる影響の出方が変わっていると実感しています
ー学ぶ意欲を引き出す工夫
岡田 弘文館では、夏期合宿でドラゴン桜を見せたり、誰でも本気で勉強をすれば東大にも合格できるとモチベーションを上げる声かけをしています。そして実際に把握しているだけで、開校から卒業生が東大4名、京大2名を始め、医学部多数、海外国立大等に進学しているので、子供達の可能性の大きさを実感しています。難関大学に進学するだけではなく、それぞれがやりがいのある進路に進んでいる話を聞くと、発展過程の子供達に携われた事に感動を覚えます。吉田先生は「勉強に向かう前向きな気持ち」をどう育てていますか?
吉田 大きく2つあります。1つは自分自身がちゃんと目標を持てる状態にすること、もう1つは環境からプラスの影響を受けることです。例えば10人中8人が集中して勉強している環境に入れば、集中が苦手だった2人もプラスの相乗効果で学習効果が飛躍的に向上します。最近は個々のアプローチが注目されていますが、人は環境がないと難しいものです。学習塾は個人的アプローチと集団的アプローチの両方を提供できる場所です。
岡田 開邦中や昭和薬科中などの合格を節目に、その後の学びや人生に繫げるために大切にしてほしいことは何ですか?弘文館では、志望校合格を手に入れた後、その先に自分は将来、何をしたいのか、社会に貢献できる事や、やりがいのある事を見つけて欲しいと考えています。
吉田 小学生の段階では将来何になるかという色はつけない方がいいと思います。どのような選択肢になっても対応できるような土壌を作ることが大切です。集中できる環境で長い時間トレーニングをすることで、将来の基盤になります。中学生、高校生になるにつれて将来の明確度が上がっていくので、その時に具体的なアドバイスや経験が響いてくると思います。小学校時代にはいろんな人の考え方やアプローチを経験しておくことがプラスになります。広いキャンバスに様々な可能性を描けるようにすることが大切です。
岡田 部活動が熱心な沖縄で、受験するお子さんの部活と習い事の両立について、どう心がけていますか?
吉田 高校受験・大学受験と異なり、中学受験については、「両立」というよりは何を「メイン」に置くかという考え方が重要です。中学受験という難関に挑戦するには、それなりの質と量の学習が必要です。学年に応じてとなりますが、受験学年では勉強をメインに据え、空いた時間で習い事や経験を得る等の有効活用は大切に感じます。
ー未来の生徒さんへのメッセージ
岡田 学ぶことは未来を切り拓くことです。英語を学ぶことは海外とやり取りする時に自分を守るためであり、学びは自分の将来を守り、切り拓くためのもの。上位校に進学することで将来の選択肢が広がり、夢を見出したり磨いたりすることができます。夢が壊れた時に次の夢を見つけられる瞬発力があれば良いと思います。
吉田 ガゼットでは「全員を笑顔にする」をキーワードとしています。お子様の笑顔の可能性は無限大ですし、保護者様も笑顔でいられるように力を尽くしています。それぞれの夢や目標に向かってしっかりと寄り添っていきます。ガゼットは志望校合格を目指す経験を通じてお子さまたちの成長を育み、 「まなびを笑顔にかえる」指導をこれからも実践してまいります。
KOBUNKAN ACT(弘文館進学ゼミアクト)
那覇市首里儀保町4-37-1 弘文館ビル
tel: 098-911-1867
【公式サイト】http://kact.jp/