
沖縄の大学受験予備校として、32年間連続県内ナンバーワンの合格実績を誇る沖縄受験ゼミナール(以後沖ゼミ)。沖縄県内のみならず、全国の難関大学にも多数の合格者を毎年輩出している沖ゼミは、2020年に浜学園グループの一員となり、幼児教育から大学受験までの一貫教育を実現。
大学受験でより高みを目指し、社会に出てからも活躍するための強固な下地作りをおこなっています。今回は、数学の前門先生に2026年度の共通テストの傾向と、AIを取り入れた沖ゼミの新たな取組についてお話しいただきました。
数学の出題傾向とAIによるデータ分析
ー今年度の合格実績について
前門 沖ゼミの一番のターゲットである琉大の一般入試は現時点(2月24日)でまだ試験が終わっていないのでお伝えできませんが、推薦入試では、琉球大学医学科に4名の合格者を出しています。また、長崎大学の医学科や九州大学にも合格者も出ております。
ー前門先生が担当される数学における出題傾向を教えて下さい
前門 共通テストの基本的な傾向は継続しており、文章を読ませて短時間で処理・計算させる問題が中心となっています。これは共通テスト導入当初からの一貫した傾向であり、今後もこの方向性での指導強化が必要だと考えています。特に琉球大学志望者が多い当塾では、琉大オープン模試をこれまでに6回実施し、出題傾向の研究を重ねていますが、数学では確率と微分積分が必ず出題される傾向があります。これらがメインの分野となるため、琉大対策ではまずこの2分野をしっかりと固めることが重要です。プラスアルファで他の分野も出題されることがありますが、基本的には確率と微分積分を完璧にすることが合格への近道です
ー共通テストに向けて、沖ゼミではどのような取り組みを行われましたか?
前門 昨年は大きな変革を行いました。従来は生徒からの自己採点による合計点数のみを収集していましたが、昨年初めて実際のマークシートを回収し、
詳細な分析を実施しました。5月、9月、11月の模試、そして本番の共通テストまで。英語、数学、国語に加えて理科も含めて分析対象としました。これによ
り、どの問題が解けているか、どこでつまずいているかが数値で明確に見えるようになりました。
ーマークシート回収による詳細分析は、どのような効果をもたらしましたか?
前門 従来は「難しいところは正答率が低い」という肌感覚での判断でしたが、実際に数字で確認できるようになったことが大きな変化です。各校舎、各
クラスごとの詳細なデータが取得でき、指導方法の違いによる成果の差も明確になりました。例えば、異なる校舎の上位クラスで平均点に大きな差があった場合、指導方法を検証し、担当講師と改善策を検討できるようになりました。
ーデータ集計作業はどのように?
前門 当初は手作業で行っていたため、1ヶ月程度の時間を要していました。しかし、AIを活用することで、同じ作業が2時間程度で完了するようになりました。最初はAIに対する指示の出し方に苦労しましたが、指示方法を工夫したり、作業を分割することで、短時間で正確な集計結果を得られるようになりました。AIは間違いもあるため、人間による管理と確認が不可欠ですが、大量のデータ処理や分析において非常に有効です。詳細な分析資料も1〜2日で作成できるようになり、生徒への迅速なフィードバックが可能になりました。
ー迅速なデータ処理が可能になったことで、どのような効果がありましたか?
前門 以前は1ヶ月程経ってから生徒にフィードバックしていましたが、現在は2週間以内に各クラスの平均や弱点を分析し、具体的な指導ができるよ
うになりました。生徒の学習意欲が維持されている間に適切なアドバイスを提供できることが、大きな教育効果を生んでいると感じています。
ー他にもAIを導入していることは?
前門 生徒向けに情報Ⅰ対策として「情報AIドリル」を導入しています。昨年より難化した情報Ⅰですが、AIが一人ひとりの学習プランを作成する情
報AIドリルを利用したおかげで高得点をとれた生徒が多くいました。また、学習内容の基本事項を確認できるAIストライクも導入していて、これはア
プリ内で出題された問題を解いていくとAIが間違えた問題を分析して一人ひとりに合った振り返り学習をしてくれます。このおかげで基礎力の向上に役
立っています。4月からは県内初のAIチューターを導入予定です。分からない問題を撮影し質問するだけでAIが答えではなくヒントや解き方を提示し
てくれまるで先生に質問したかのように正解まで導いてくれます。24時間いつでも質問できるので学力向上に大いに役立つと思っています。
ー新学年開始時期の指導方針について教えてください。
前門 スタート時期は、勉強習慣の確立と学習方法の指導に重点を置いています。また、面談を通じて個別の学習計画を立て、ゴールデンウィーク期間に
は各学年・各クラス別の課題を一覧にまとめて提供しています。生徒が自主的に学習を継続できるよう、具体的な目標設定と課題提供を行っています。
また、各教科の担当講師は琉球大学の入試に関する豊富な知識と指導経験を持っているため、生徒の現在の状況に応じた具体的なアドバイスを提供しま
す。「沖縄で琉大を目指すなら沖ゼミ」という地位を確立することを目標としています。
那覇本校
那覇市安里2-9-11 ハマ・ブリーゼ那覇第1
沖縄本校
沖縄市胡屋2-1-65 ハマ・ブリーゼ沖縄
首里校
那覇市首里鳥堀町4-21
普天間校
宜野湾市普天間1-25-21