問いを持つこと/ NPO法人 数学カフェ

NPO法人数学カフェの理事をしております。みよしじゅんいちと申します。本業の会社員の傍ら、パズル懇話会という団体の代表幹事を務め、日夜パズルやゲームを考案しています。ゲームの代表作はゴドマチと陣目取。そのほか、ゲンロンSF創作講座第7期生として、数学SFを書いたり、数学カラオケ部の部長として、カラオケの会を開催していたりします。 多芸多趣味に思えるかもしれないのですが、本人としては別段変わった [...]

2024-10-04T12:57:36+09:002024年10月04日 |コラム|

『第88回日本心理学会全国大会』から読み解くもの@儀間研究室 / 儀間 敏彦(東海大学 教授)

Ⅰ.はじめに 今年9月上旬に、熊本城ホールで、第88回日本心理学会全国大会が開催された。日本心理学会は、1927年(昭和2年)に創立された歴史ある学会の一つである。知り合いの研究仲間も熊本にやって旧交を温めた。3日間にわたって開催された大会プログラムは実に多彩で、約2700人が参加する大きな会議であった。 図1.日本心理学会ホームページ https://psych.or.jp/ Ⅱ. [...]

2024-10-04T09:45:34+09:002024年10月04日 |コラム|

第14回 伝説のアリを探して[〜好奇心の向かう先へ〜キュリオス沖縄]

沖縄県石垣島。この島には日本のアリ好きなら誰しもが知っている伝説のアリがいます。その名もオモトアシナガアリ Aphaenogaster omotoensis 。本種はアシナガアリ属というグループに属しており、名前の通り脚が長くスマートな体系をしています。国内では北海道から沖縄まで広く分布するアシナガアリ属ですが、オモトアシナガアリは石垣島にそびえ立つ沖縄県の最高峰、於茂登岳(おもとだけ)の山頂付 [...]

2024-10-07T10:11:49+09:002024年10月04日 |コラム|

ハラリ『サピエンス全史』から読み解くもの@儀間研究室 / 儀間 敏彦(東海大学 教授)

Ⅰ.はじめに 「ぼろは着てても こころの錦。」この歌が流行っているころ、沖縄県バレーボール協会は、みんなで日本一を目指していた。その結果、沖縄銀行男子バレー部は、全国制覇13連覇という偉業を成し遂げた。あの成功体験は私に勇気と希望を与えた。 私は「人のやれない ことをやれ~」とばかりに大学院に入学した。私の目標は、大学教員になること。それを両親に伝えても、誰に言って笑われた。しかし、他人は関係な [...]

2024-08-02T10:06:12+09:002024年08月02日 |コラム|

将棋は難しい だからこそ、おもしろい@興南中学校・高等学校

ジュクタンの部活紹介シリーズ第三弾。今回は興南高等学校の将棋部を紹介します。若手棋士の活躍により、若者の間でも盛り上がりを見せている将棋。今やスマホアプリなどが発達しているので、いつでもどこでも練習や勉強はできますが、仲間と大会に挑んだり、お互いに競い合い高めあえる部活動にはここでしか得られない魅力があります。 興南高等学校2年 上原 愛子さん(今夏全国大会出場) ー興南高校の将棋部について [...]

2024-08-02T10:05:05+09:002024年08月02日 |コラム|

なぜ文系の私が数学NPOのオシゴト(活動)をしているのか/ NPO法人 数学カフェ

数学カフェの理事・才津 葵(さいつ あおい)と申します。珍しい苗字ですが、本名です。同じ名字の方にお会いしたことがなく、是非いらしたらお話させていただきたいなといつも思っています。今回は私が本コラムを担当いたします。よろしくお願いいたします。 まず軽く自己紹介をすると、私の職種は《フリーランス》です。日本の法的な定義では《個人事業主》という言葉が正しいようです。 仕事内容としては、IT企業や社 [...]

2024-08-02T10:02:59+09:002024年08月02日 |コラム|

第13回 やんばるの碧い龍[〜好奇心の向かう先へ〜キュリオス沖縄]

2021年、日本からオオムカデの仲間が新種として記載されました。その名もリュウジンオオムカデ。日本最大のムカデで、沖縄島、渡嘉敷島、久米島、八重山諸島、台湾に生息する琉球列島固有種です。黒い胴部に翡翠色歩脚を持つとても美しいムカデで、山地の渓流やその周辺に生息しています。本種の特徴というと、まずはその大きさです。なんと全長25センチを超える巨体を持っています。先ほども述べたように本種は日本最大の [...]

2024-08-02T10:00:50+09:002024年08月02日 |コラム|

第12回 海を越えてやってきたお茶碗たち[〜好奇心の向かう先へ〜キュリオス沖縄]

沖縄の伝統的な焼き物といえば、皆さん御存知の壺屋焼ですね。1682年に尚貞王が県内の3つの窯を統合し、現在の壺屋にあたる場所に新たな窯場を設置したのが始まりとされています。壺屋焼は陶器に分類され、お皿だけでなく、ガーミ(瓶)や酒器など様々な製品が作られています。また、島人の日用品としてだけでなく、かつては交易品としても活躍し、現在でもとても人気があります。そんな壺屋焼を圧倒し、ピンチに陥れた食器 [...]

2024-06-14T10:39:20+09:002024年06月14日 |コラム|

絵本『もふもふ、朝がきた』(作ぎまもん、絵あらゆう)から学ぶ教育論 @儀間研究室 / 儀間 敏彦(東海大学 教授)

Ⅰ.社会的課題の問題解決の糸口〜絵本出版の意味。 はじめて、絵本の脚本を書いた。絵本と言うと、子どもたちを対象としていると思われがちだが、大人が読んでも、大丈夫な脚本を心がけて執筆した。そしたら驚いた。本書が、絵本・児童書ランキング1位、絵本部門1位、読み物部門1位、と、3冠を達成することになった。大変な成果となった。 絵本は、読み聞かせという作業によって、大人から子供まで、対象領域として年齢層 [...]

2024-06-14T10:48:05+09:002024年06月14日 |コラム|

北海道から上京して出会った数学を、 地元の農業へ活かしたい!/ NPO法人 数学カフェ

はじめまして、数学カフェの芦澤太一と申します。数学カフェのスタッフといえば、もともと数学が好きで、専門的に数学を学んできた人ばかりではないか、と思うかもしれませんが、そんなことはありません。私のように数学に明るくない人もいます。そんな私が、どういう経緯で数学カフェに関わっているのか、それを説明するために、少し長くなりますが、自己紹介をしたいと思います。 中学を卒業してすぐ上京 卒業後に上京! [...]

2024-06-14T10:14:35+09:002024年06月14日 |コラム|
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