株式会社あしびかんぱにー
エンタメDX事業部長兼運営企画部部長 佐橋 直幸さん

登録者8万人以上! 人気Vチューバー 「根間うい」を生んだ 沖縄のIT企業に迫る

「根間うい」は、2019年に誕生した沖縄のご当地バーチャルタレント。VチューバーとしてYouTubeで沖縄の魅力を世界に発信したり、沖縄の人気テレビ番組に生出演したり、オンラインイベントの司会を務めたり、ソロ曲を配信してCDをリリースしたりと、急速に活動の幅を広げています。彼女を生み出したのは、元々はゲーム会社である「あしびかんぱにー」。沖縄の若い人材を積極的に採用し、成長を続ける今最も注目すべき地元IT企業です。

メタバースによる地方創生

2020年、新型コロナウイルスの影響により、沖縄の観光産業は大きく打撃を受けました。そんな中であしびかんぱにーが新しい取り組みを模索し、生まれたのが、国際通りを中心に、バーチャル空間で沖縄の主要観光名所を再現した『バーチャル沖縄』(国際通りメタバース)でした。メタバースとは三次元化されたソーシャル・ネットワークで、ユーザーは自身のアバターを作成し、仮想空間の中を自由に散策、他のアバターとコミュニケーションを取ることができます。フェイスブック社が『メタ』と改名し『メタバース』がバズワードになったこともあり、多くのユーザーが『バーチャル沖縄』を訪問。ユーザーが自発的に観光ガイドをしたり、毎朝8時に一斉にラジオ体操を始めたりと、新しいコミュニティや集まりが次々と生まれてきたのです。メタバース内で独自に進化を続ける一方、「実際に沖縄に行きたい」というリアルな旅の欲求へと繋げたり、国際通り組合や沖縄ヤマト運輸と連携して、国際通りで売られているお土産品を実際に購入できるようにすることで、大きな経済効果も生み出しました。また、メタバースとVチューバーは相性が良いことから、2つをかけ合わせて沖縄の魅力を発信すると、若い世代を中心に大ヒット。AIキャラクターに沖縄の歴史を解説させて修学旅行の事前学習に役立てるなど、沖縄の文化教育部分への取り組みも始まっています。

実力ある沖縄の若者が 活躍できる場を沖縄に作る

IT技術の弱かった沖縄で、これまで実力のある学生が社会に出て活躍するには、県外に行くしかありませんでした。しかし、沖縄に若手エンジニアの憧れや目標となるような技術者がいて、力ある若者が活躍できる場があればUターンという選択も生まれます。あしびかんぱにーでは、今年もエンジニア、2Dデザイナー、 3Dデザイナー、プランナー、ディレクター職を積極採用します。 「ITはエンジニアだけで成り立っている訳ではなく、様々な立場の人が関わりコンテンツを作り上げています。技術は日々進歩し、めまぐるしく展開していくもの。若い皆さんの多くは既にITに慣れ親しんでいるかと思いますが、将来このような仕事に就きたいなら、自分の好きなジャンルだけでなく、様々なものに目を向けて感性を磨き、引き出しを増やしておいてください」とエンタメDX事業部長兼運営企画部部長 佐橋 直幸さん。

株式会社 あしびかんぱにー
〒900-0014 沖縄県那覇市松尾1-19-1 合人社沖縄県庁前アネクス2F      TEL 098-917-2562

【バーチャル沖縄】https://virtualokinawa.jp/

【公式サイト】https://ashibi.jp/