昭和薬科薬科 大学附属高等学校・附属中学校
ディベート部

「ディベートの面白さは、自分の考えを言葉にして立証するところ」

ディベートとは、一つの論題について、2グループの話し手が肯定派、否定側にわかれ、第三者を説得する形で議論を行うもの。裁判やアメリカの大統領選などで用いられる他、細かいルールの上で議論し、審判によるジャッで勝敗が決まる競技ディベートもある。中高生を対象にした「ディベート甲子園」では、4人の出場選手が立論・質疑・第一反駁(反駁とは立論に対して反論すること)・第二反駁という4つのステージをそれぞれ担当し、チーム戦で勝敗を競う。大会の4ヶ月前に議論が発表され、相手がどのような反駁するかなどあらゆるパターンを想定して、練習試合を重ね本番へと挑む。ディスカッションとの違いや詳細のルールに基づいて行われ、相手ではなく審判を納得させる点。議論に白熱して冷静さを失うことは「負け」なのである。

ーディベートの魅力とは?高校部長:黒島佳乃さんに伺いました。

「自分の考えを言葉にし、立証するところです。私は完璧な準備型なのですが、どんなにしっかり準備していても本番中に頭の中でとちらの説明かわからなくなって自爆することがありますし、自分達が想定していなかった「びっっくり立論」を立てられたりすると、フリーズして話せなくなってしまいます。試合は怖いですが、うまく話せると最高に気持ちがよくて一回成功したら辞められなくなります!」

ー現在の課題、そして目標は?

「沖縄でディベート部があるのは薬科 だけなので他県の学校とスカイプを使って練習試合をすることがありますが、スカイプは若干のタイムラグがあったり、聞き取りづらいこともあるので、他校に出向いて練習試合が出来る他校の学校に比べて不利です。でも高校はディベート甲子園で過去に優勝経験があり、最近も3位、準優勝ときているので次は優勝を狙います!中学は九州大会突破して全国に行くのが目標。6月が九州大会なので頑張ります」

意見を述べる際には、それを立証できるデータが必要。そのため、様々な書籍や論文を読んだり、ネットで情報収集するため読み解くチカラをつけられるのがディベートの利点だ。また、情報を収集するだけでなく、それを整理し、言葉にする訓練を重ねることで小論文等にも強くなるという。

取材協力
ディベート部 高校部長:黒島佳乃(写真中央左から2番目) 顧問:森弘達(高校・写真左)
昭和薬科大学附属高等学校・附属中学校
沖縄県浦添市沢岻450
TEL 098-870-1832  http://www.showayakka-jh.ed.jp/