無形の塾が作り出す新しい塾のカタチ。

兵庫県出身で、前職は外国にてアパレル業。沖縄移住と転職により有名学習塾の運営責任者として13年間サラリーマン勤めをしていたが、子どもが3人いることもあり野心を抱いて5年前に独立。「リード学習塾」を開校した。昨年にはもともと集団塾だったところを買取り、浦西に2校目を開校。スタートから講師目線ではなく、運営側の立場で教育の世界を見てきた前田塾長の想いとは。

・無形の中から新しい ものを生み出すために

リード学習塾は、安波茶が個別指導、浦西が一斉指導と2種類のスタイルを持つ塾ですが、自分がこういう塾にしたいというものはなく、可能な限り来る人来る人のニーズに一生懸命応えていく、いわば無形の塾です。サラリーマン時代は研修で『自分の塾の売りは何か知っておけ』とよく言われましたが、今それを決めるのはあくまで相手だと思っています。地域の方には、前田になら安心して子どもを預けられると言って頂いているので、無形とはいえ皆様の信頼を裏切らないようにケジメやメリハリはしっかりと。叱るべきところはしっかりと叱り筋を通した上で、出来るだけ柔軟に相手の要望を叶えていきたいと思っています。そうやっていくうちに、無形の中から新しいものが生まれたら良いと思っています。

・今、本当に必要なのは AIやロボットではなく人

今の時代、学校や塾はロボットやAIなどに注目し、教材としてどんどん取り入れていますが、ここに疑問を感じています。沖縄は全国的にも学力が低いという統計が出ていて、学校レベルの授業についていけなかったり、勉強にそもそも取り組まないという傾向があります。内地の塾は勉強する意欲を持って入塾する生徒が多いのですが、沖縄の場合はやる気のない状態で入塾する生徒が多い。そこで必要なのはロボットでもプログラミングでも教材でもなく、そこにいる人間です。塾の責任者が自己研鑽を忘れて教材研究に励んだり知識人になっても、沖縄ではハートを持って全力で子どもに向き合う塾には勝てないと思うのです。自分の子どもをなんとかしたいという、親の藁をも掴む想いは決して無視してはいけません。那覇は内地出身者も多くリアルに数字を求められますが、那覇から離れていくほど保護者は塾の必死の姿勢が見られているのでその期待に応えていきたいと思います。

リード学習塾 教室長 前田隆治さん

リード学習塾    https://www.lead-gakusyujuku.jp/
安波茶校  TEL:098-911-1867     沖縄県浦添市安波茶3-7-6

浦西校 TEL098-877-7172  沖縄県浦添市西原1-1-9