オンライン授業導入におけるZoom活用の留意点

政府の緊急事態措置宣言の要請対象となった塾業界では、ますますビデオ会議ツールを
導入する動きが加速しています。ジュクタンでも沖縄県内の中小塾への導入をサポート
しています。主なビデオ会議ツールは授業への汎用性の高さからZoomを推奨しています
が、感染拡大前から世界的に利用者が2億人に増えた反動で、ここにきて様々なセキュリ
ティ上の問題点も指摘されています。

<Zoomの問題点・課題>

①セキュリティに対する脆弱性
・影響を受けるシステム
バージョン4.6.9 (19253.0401)より前の zoom Windowsクライアント
https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/alert20200403.html

②ニューヨーク市は学校でのZoom禁止、セキュリティ上の懸念からMS Teamsに移行へ
https://jp.techcrunch.com/2020/04/06/2020-04-05-zoom-new-york-city-schools/

<Zoom社の対応>

上記の情報が発信されてることから、不安を覚える方々が増えてくることが考えられます。
Zoom社の対策として創設者のエリック・ユアンはアプリケーションのセキュリティ強化と
セキュリティ諮問委員会の設置とFaceBookで最高セキュリティ責任者を務めたアレックス・
ステイモス氏を迎えこの3ヶ月はセキュリティ対策にリソースを集中することとしています。

ビデオ会議のZoom、脆弱性対策にセキュリティ委員会設置。元FBのステイモス氏ら
https://japanese.engadget.com/jp-2020-04-09-zoom-fb.html

セキュリティの問題が指摘されているビデオ会議サービス「ZoomCEOが声明を発表。
今後は問題の修正に専念し、
Mac版の脆弱性も修正
https://applech2.com/archives/20200402-zoom-meeting-statement.html

<Zoomを安全に利用する4つのポイント> -マイナビニュース(米国FBIサイトより転載)-
https://news.mynavi.jp/article/20200407-1011758/2

  • 会議は不特定多数がアクセスできるパブリックなものとして公開しないこと。
    プライベートな会議を使用する(「会議室に入るためにパスワードを要求する」
    または「待合室機能を使って参加者を制限する」)。
  • 会議室のURLをソーシャルネットワークサービスなどで広く公開しない。
    URLは会議に参加するユーザに直接提供する。
  • 画面共有機能はホストのみで機能させる。
  • 常に最新のアプリケーションを使っているかどうかを確認する。

<ジュクタンの見解>

ジュクタンにおいては県外との会議や営業活動などWherebyやZoomを使用していますが
今の所、どちらも大きな不具合は今の所ございません。ホスト側が安全に利用するポイントを
しっかり守り、利用していくことで対処できるものと考えます。
それでも不安な方は下記のビデオ会議アプリも検討してみることをお勧めします。
※追記4/19:ホスト数、参加者数、相互の通信環境によっては映像・音声などの障害が
あることもあります。

Zoomだけじゃない。無料で使えるビデオ会議アプリ徹底比較
……TeamsLINEのメリット・デメリットとは
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-00000004-binsiderl-sci

zoomをはじめとするオンライン会議ツールはあくまで休塾中、塾と生徒・保護者をつなげる
ためのツールです。ツールの使用そのものが
目的となってはいけません。あくまで大切なことは
休校中でも「学びをやめない」取り組みを、
塾と生徒・保護者がともに進めて行くとともに通塾型
に加えオンライン型、両方を兼ね備えた形が5G時代の新たな塾の姿だと考え取り組んで参ります。

4/18追記:
Microsoft Teams 導入実験開始 4/18(土)〜
ジュクタンでは、利用者が増加するZoomに加えて、ニューヨーク市で導入されているMicrosoft Teams
の他、Cisco Webex・Googl Hangouts Meetの導入もサポートも進めています。