芥川龍之介「蜘蛛の糸」から読み解くもの@儀間研究室 / 儀間 敏彦(東海大学 教授)

Ⅰ.はじめに  芥川龍之介(1892〜1927)著『蜘蛛の糸』はご存じだろうか? 本書は、地獄に落ちた男が、やっとのことでつかんだ「蜘蛛の糸」に対して、自分だけが助かろうとする、エゴイズムによって、「蜘蛛の糸」が切れてしまう、という内容。この作品にふれたのは、高校の時であった。今、私は、 俺が、俺が、と「我」を張り続けると、お天道様からの「蜘蛛の糸」が断ち切られないか心配する。だから、「良い」と [...]

2025-07-01T09:05:35+09:002025年06月29日 |今月のPickUp, コラム|

教育論『メタバースセミナー』から読み解くもの@儀間研究室 / 儀間 敏彦(東海大学 教授)

1.はじめに 「私は、見た通りデブだ。メタボだ。そして、晩年は、お坊さんを目指している。だから、『メタ坊主』、今日のメタバースのお話は、・・・」こんな切口から、昨年2024年、1月下旬、長野県学輪IIDAで講演した。それを大学に報告したら、今年度4月から「メタバースを利活用した社会教育の方向性」というテーマで、プロジェクト研究予算がついた。嬉しかった。 図1.学輪IIDA 2.学会 [...]

2025-04-07T09:39:56+09:002025年04月04日 |今月のPickUp, コラム|
Go to Top