株式会社沖縄銀行 /デジタル事業部 調査薬 金城 幸也さん

県内の海外渡航や留学した先輩方へ話を聞く「平良美奈子の世界を繋げるリレー」。第12回は、沖縄銀行 デジタル事業部 調査役 金城幸也さん。「学生の時、留学はもっと遠くにあるものだと思っていた」。英語の資格は中学3年生の時にとった英検3級、海外旅行の経験も無いなか、大学3年次にカナダのバンクーバーに留学。株式会社沖縄銀行へ入行後は、当時最年少の採択者として香港のメガバンクで2年近く研修を行いました。学生時代、そして会社の代表として海外で過ごした金城さんの考える挑戦とは。

「このままで終わりたくない。」人生で一番頑張った、カナダの時間

「海外はテレビの向こうの話のような…。」とぼんやり思っていて、留学なんて遠い向こうの話でした。ただ就活を意識した時に「(遊んでたな、こいつ)と思われたくない」と思ったんです(笑)。何か成果を作りたいと、そこで初めて海外の学校を探して語学と貿易が学べるバンクーバーの学校を見つけました。「太平洋側で一応暖かいだろう」と思って選んだんですが、思いかけず例年にない大寒波でした(笑)。

一人暮らしも海外も初めてでした。人生にこんなに頑張っている期間も無かったろうと思います。朝6時に起きて8時から13時まで学校、23時までバイトをして26時まで課題をして…と、親にお金を出してもらっている意地もあり、形を残そうと必死でした。

 

2度目は会社の代表として香港に。学生と社会人の違い

学校の授業では貿易の一端である、銀行へプレゼンテーションを行うというプログラムがありました。企業の多くは資金を借りないと事業を進められないはず。この授業で銀行の価値を知り、帰国後に沖縄銀行を受け入行しました。当時は知りませんでしたが、行内ではメガバンクの海外支店へ研修に出る制度がありました。ちょうど、その制度を受けた先輩から「受けてみたら?」と後押しもあり、試験・面接を受け採択が決まりました。2回目の海外滞在はもう、緊張しました(笑)。香港の第一号ということもあり周囲の期待もあったかと思います。学生の時は違い、周囲への責任を伴う立場です。違う会社、違う土地で成果をどう持ち帰るか、とアクティブに動き続けた半年でした。

地元が好きだからこそ、外を見る。沖縄を知る

将来的に沖縄にいるとしても、まずは外に出たほうがいいと思います。沖縄でできないことがたくさんあります。目的があってもいいし、無くてもいい。言葉に出来なくても得ているものはあるはずだし、自分の中だけで変わったものがあるはずです。

自分のステージによって、海外に出た時見えるものは違います。ただ、また海外に行きたいとは思うけど、永住はしないです(笑)。沖縄が好きだから、沖縄をベースにいろんなところを見て行きたいですね。

世界を見ながら地元に根付く、そんな働き方を体現され続ける金城さん。成果に着実に繋げていかれる、その時その時の姿勢から学ばせて頂くことがありました。お話聞かせて下さり誠にありがとうございました!

<取材協力>
株式会社沖縄銀行
金城 幸雪さん
http://www.okinawa-bank.co.jp/

<企画運営>
株式会社U-more Ryu×Ryu フェスタ実行委員会
http://ryuryufesta.github.io