平良美奈子の 世界を繋げるリレー(田中さん) 2018-07-05T21:07:46+00:00

平良美奈子の
世界を繋げるリレー

沖縄から、世界を舞台に活躍する旬のグローバル人材を
株式会社U-more代表、 Ryu×Ryu Festa主宰 、平良美奈子が伝えます。

第10回合同会社NOI International CEO 田中洋人さん

県内の海外渡航や留学した先輩方へ話を聞く「平良美奈子の世界を繋げるリレー」。第10回は、合同会社NOI International(B & B、La Passione経営)CEOの田中洋人さん。小学、中学をアメリカとブラジルで過ごし、大学では難民キャンプでのボランティアとしてアフリカのザンビアへ。卒業後は全国紙記者を経て、ロンドン大学大学院に留学。その後、国連世界食糧計画や国連開発計画などで、世界の紛争地域で難民支援、平和構築などに従事してきた。長年に渡って国際協力の最前線に居た、田中さんの想いとは。

貧しく悲惨な難民だけじゃない。驚くべき難民の現状

難民の一番分かりやすい定義は「紛争等から他国に逃れた人々」かな。でも、難民だから貧しい、悲惨という訳でもなく、中にはベンツで国境超える人や、寒いから毛皮のコートを着てヨーロッパに逃げる人もいる(笑)。さらに、アフリカのルワンダ難民のように虐殺から逃げるのでなく、実際は虐殺した側が報復を恐れて住民と逃げて「難民」となった場合も。ポル・ポト政権のように(1970年代当時のカンボジア、ポル・ポト政権が質素で堅実な原始時代の生活を目指し、医者や教師など知識階級の高い人たちの虐殺を行った。筆者注)国連が認めた政権だったから、多くの国民とタイ国境のジャングルに逃げ、10年以上にも渡ってそこで国の実権を握っていたという信じられないこともあったんだよ。

自分あっての人助け。人のための気持ちと、それに勝る好奇心と冒険心

支援する人も自己犠牲ばかりなら続かないと思う。多くの問題はすぐには解決しないから続けることも大切。それにボランティアとか支援は人のために、って感じがあるけど結構自分のためだったりするかも。人を助けることで自分の存在意義が得られるような。僕自身、医者とか弁護士になることも考えたけど、誰かを助けたいと思う以上に好奇心と冒険心が強かったね。新しいことをしたい、違う世界を見てみたかった。だからアフリカにボランティアに行ったり、国連で働いたりしたのかな。いいとこ取りかも(笑)。

失敗を恐れるな。「なんとかしようと“する”」からこそ、「なんとか“なる”」。

今の若者は将来の不安や失敗を恐れて萎縮してるね。やる前から色々考えて、「何かを守っている」ようだけど、実は恐れているだけなのかも。そもそも、若い時そんなに守るものがあるかな?それで、「なんとかしようとする」から「なんとかなる」。まずは一歩前に踏み出してほしい。それから考えても全然遅くない。自分の経験からいって若い時はなんとかなると思うよ。失敗も経験のうち(笑)。とはいえ、知識は絶対の武器だから幅広い勉強は大切。

国連に所属し、世界の課題に向き合い続ける現場におられた田中さん。想像を絶するご経験の数々に勉強不足を痛感しました。世界を知らねばならないです。お話聞かせて下さり誠にありがとうございました!

<取材協力>
合同会社NOI International(B & B、La Passione経営)CEO 田中洋人さん
http://nanovation-jp.com

<企画運営>
株式会社U-more Ryu×Ryu フェスタ実行委員会
http://ryuryufesta.github.io