食品ロスの削減ショップの運営を軸に、生活困窮者への食糧支援や、学校や企業への出張授業、講演会などで啓発活動をおこなうエコイート。今回は、昨年11月に沖縄県立看護大の生徒たちがゼミの活動でミニエコイートを出店した経緯についてお話しいただきました。

ゼミの活動をきっかけに 「知る」ことで 自身の行動が変わった

「地域の問題を発見し、解決のための行動をする」という課題で地域探索していた彼女らが見つけたのがここエコイート那覇与儀店。エコイートでの勉強会に参加し、食品ロスという大きな社会課題について知識を蓄えました。この活動は一人ひとりの行動が大切ですが、自分一人が行動を変えるだけでは解決には繋がりません。より多くの人に知ってもらうため、ミニエコイートとしてお祭りに出店、地域の方とコミュニケーションを取りながら勉強会で得た知識を一人ひとりに伝えました。ポスターを作成し、お祭りで手にとってもらえそうな商品を選別。足を止めてくれた一人ひとりにチラシを配って食品ロスについて説明していきました。若い方から年配の方まで年齢性別はバラバラで、最初は声掛けが難しかったそうですが、多くの方に話を聞いてもらえただけでなく、予想以上の売上に貢献することが出来ました。エコイートの売上の一部は、生活困窮者への食糧支援の資金に使われます。

これまで賞味期限が近かったら破棄していたという植田さん。勉強会に参加することで消費期限と賞味期限の違いを知ることができ、選別できるようになったと言います。知識を得ることは食品ロスにつながるという気付きがありました。また、一人暮らしをしているのため、野菜を使いきれず腐らせたりと食材を無駄にすることの多かった平良さん。冷凍保存など、手軽に長期保存する方法を知ることで、食品ロス軽減の小さな一歩を踏み出しました。

この活動の内容を、レポートにまとめてゼミで発表をしたところ、子ども食堂や学習支援、ビーチクリーンなど様々な取り組みを行った20チーム中、3位を獲得。単なるゼミの活動に留まらず、彼女らとその周りの人達の生活に影響を与える経験となりました。

エコイート那覇与儀店
沖縄県那覇市与儀368-17
http://ecoeatokinawa.ti-da.ne
TEL  090-3325-9099

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