2023年中学入試振り返り 〜今年の傾向と中学入試の始め方〜
松田 2023(令和5)年度の開邦中学・球陽中学の入学検査はいかがでしたか?
太田 今年度の適性検査では、受検した生徒達からは「取り組みやすかった。」という感想が多く見受けられました。それを聞いて私としましては、開邦中学・球陽中学では、些細なミスが合否を大きく分ける内容だったと思いました。
松田 ということは、合格者平均点も高かったということでしょうか。
太田 ガゼットで回収した生徒たちの得点からも、それが如実に表れています。詳しくは今年6月に開催予定の『保護者セミナー』でお話しますが、開邦中学に合格したガゼット生の1次合格者(初回での合格者)の適性検査Ⅱでの平均得点は、100点満点中、90点を超えていました。それゆえ、かなり与しやすい内容だったことがわかります。100点も数名いました。
松田 私立中学ではどうでしたか。
太田 毎年、県外の私立中学の何校かが沖縄県を会場に受験を行います。例年、長崎県の青雲中学や佐賀県の弘学館中学、鹿児島県の池田中学などが来ています。2022年度はトヨタ自動車やJR東海などの企業が設立した愛知県の海陽中学、2023年度は奈良県の西大和学園中学が沖縄県を会場に受験を行いました。どちらの学校も東大をはじめとする難関大学に多数の合格者を出している学校です。ガゼットからも合格者が出ました。
松田 県内の私立中学、特に昭和薬科中学などはいかがでしたか?
太田 細かな検証はこれからおこないますが、昭和薬科中学では国語の設問の順番が変わり、これまで大問三で出題されていた知識問題が大問一に変更されていました。加えて作文も出題されました。その変更にともない、戸惑った受験生もいたかもしれません。ですが、柔軟に対応できた生徒は合格をつかみ取りました。
松田 中学入試、何から始めたら良いですか?
太田 ガゼットでは志望校合格をより確実なものにするために新小5、新小6生は2月から開講しています。中学入試の勉強は志望する学校にもよりますが、内容は膨大です。しかも私立中学は学習指導要領の内容を大きく超えて出題されますから、1人でさあ、やろうと思っても、何から手を付けていいのかわからないという意見をたくさんいただきます。ガゼットでは中学入試の問題内容を分析し、そこから逆算して各学年にふさわしいカリキュラムで授業を行っています。まずはガゼットで体験授業を受けてみてください。内容は簡単ではありませんが、具体的に自分が合格をするためにどのようなことをしなければいけないかが実感できると思います。
松田 最後に、ガゼットで導入しているデジタルコンテンツについて教えてください。
太田 ガゼットではその他、内部生だけではなく一般の方も対象に公開模試やセミナーを開催しています。また、ラインやユーチューブなども利用してお子様の学習面だけでなく、お父様・お母様がお知りになりたい受験情報も定期的に発信しています。さまざまな角度から受験される皆様をサポートしていきますので、ガゼットに興味をお持ちの方はぜひHPにアクセスされてください。
企画戦略部 部長 太田 真光さん :広報担当 松田 麗香さん