第一章:学習と部活

入学・進学を経て、学校生活が落ち着いた頃でしょうか。この時期になると、主に体育会系の部活は大会へ向け、活動が本格化します。私個人としては、若き血潮を滾らせ、青春を謳歌し、燦燦とした彼らを眺めていると、成績低下も致し方なしと捉えるのですが(笑)、学習面に不安を覚える保護者は多いでしょうね。

その心配から「部活よりも勉強に力を入れなさい」と声をかけて、子どもに嫌な顔をされていませんか?まずは学校生活をがんばっているお子さんの心に寄り添い、「がんばってるね」と共感し、自己肯定感を高めてあげてください。初めての中学・高校生活を応援しましょう。  さて、私は三人の娘がおり、彼女たちを学習気分に切り替える際に、よくキッチンタイマーを活用しています。

「今から5分後に学習開始ね」とタイマーを押し、鳴ったら学習開始。その後も時間を区切って継続使用。  塾でも時折利用しています。例えば、60分指導する場合、 ①漢字小テスト5分 ②小作文特訓20分 ③添削・解説5分 ④文章の要約特訓20分 ⑤添削・解説5分 ⑥復習問題5分 と区切って鳴らします。

集中力低下を防ぐため、小学生の場合は一つの作業は30分程度を限度とし、できるかぎり引っ張らずに次へ次へと別課題に導いています。計画通りに進まないこともありますが、このようにあらかじめ時間を区切ると、集中力を維持できます。

コツは ・ひとつの作業は長すぎない程度に。出来る限り延長しない。 ・目の前にストップウォッチを置いて時間を意識させる。 ・取り組む分野を変化させた方が能率は落ちない。

子どもの取り組みを見ながら微調整し、ベストなペース配分を掴めるといいですね。興味がある方はお試しください。

総合国語塾代表 﨑山 潤 先生

総合国語塾
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