トレン・デインジャーフィールド
沖縄受験ゼミナール校長

加納 章吾
沖縄受験ゼミナール副校長

沖縄の大学受験予備校としてスタートした、沖縄受験ゼミナール(株式会社オー・イー・エス)。現在は幼児〜過卒生まで幅広く受け入れ、県外への進学実績も豊富。多くの卒業生が様々な業界で活躍しています。創立30周年を迎えた今年7月には、校長としてトレン・デインジャーフィールドさん、副校長として加納章吾さんが新たに就任しました。今回は、講師として長い間沖ゼミを見てきたお二人のスペシャル対談をお届けします。

入塾時の志望校よりも 更なる高みを目指す指導

加納副校長 僕は社員になって20年。その前からアルバイトとして在籍していて、長い間沖ゼミを見てきました。その間に沖ゼミは、大学受験を中心にした予備校から、幼児から過卒生までの幅広い世代に質の高い教育を提供する企業へと発展してきました。今後は、社会人教育を含め、全世代教育を目指していきます。私が入社した当時は沖縄の受験生は内地に比べると意識が低く、親も県外には出したがらない傾向があったので、積極的に県外受験をしようとする生徒はほとんどいませんでした。県外は、よくわからないから怖いというのもあったと思います。でも、沖ゼミが生徒に情報を提供し、県外への進学も、自分が成長するための選択肢として意識出来るよう導いてきたため、生徒も保護者も意識が変わってきました。自信を持ってこれからも沖縄の地で歩み続けていきたいと思っています。

トレン校長 私は沖ゼミの前は開邦高校に勤めていました。開邦は進学校なので東大・京大に行きたい生徒も多く、その頃からよく沖ゼミの話を聞いてました。開邦高校を退職後、沖ゼミに入社しましたが、私が入社した頃から講師の意識が高く、出来るだけ県外の大学に進学出来るようにという情熱を持っている姿に感銘を受けました。ここでは生徒に、入塾時の志望校よりも、更なる高みを目指すよう指導していて、ここなら教育は楽しいだろうと思い今に至ります。私はイギリス人。島国出身なので島(沖縄)から出たくない、本土が怖いという気持ちは分かります。でも生徒は、上を目指したい、県外に行ってみたいという気持ちがどこかに潜んでいます。単純に県外の大学について知らないから怖いということも。だから私達は、生徒や保護者に様々な情報を提供して、より良い未来を掴むための手助けをしてきました。第一志望を県外に変えた生徒らが、本土の大学や就職先で活躍し、その経験を沖縄に持って帰って活かして欲しいと思っています。

アラカルト教育によるニーズに 合わせたコンテンツを提供

トレン校長 沖ゼミの強みは、生徒一人ひとりを大事にする「アラカルト教育」。それぞれの生徒が課題としていることや性格、ニーズに合わせたコンテンツを提供しています。私達は生徒を直接見ているから、彼らの能力を知っています。地元が好きで、琉大に行きたいという生徒も少なからずいますが、彼らは一般の大学生よりも知識も人間力もある。一番上に立ち、他の学生を引っ張っていく存在になれるように育てています。

加納副校長 沖ゼミの規模が大きくなればなるほど、講師陣も充実し、様々なニーズに応えられるようになってきました。更に今は変革の時期。コロナ禍で学校でもリモート授業を取り入れるようになり、生徒の自宅にも環境が整い、リモートを希望されることが増えてきました。しかし、沖ゼミの強みはいつだってライブ授業。リアルタイムに生徒とやり取りが出来て、一番力を伸ばしていけるのはライブ授業だと自信を持って言えます。

トレン校長 そうですね。生徒一人ひとりの顔や反応を見ながら行うライブ授業は、沖ゼミの核。理解していなければ別の言葉で言い換えて説明するなど、リモートでは出来ない部分が沢山あります。しかし、離島在住だったり、体調不良で休んだり、ライブで授業を受けていても分からないことがあった時に見返したりと、リモートも使い方次第ではとても有効です。沖ゼミでは、授業動画を録画して自宅で何度でも見られようにオンライン配信もしています。

SDGsカリキュラムで 論理的思考やプレゼン能力 などの非認知能力を身につける

加納副校長 沖ゼミでは、今までも県の進学支援事業に協力し、経済的な事情で充分な学習環境を与えられない子どもたちに学びを提供するなど、SDGs目標達成のための取り組みをしてきました。また、県のSDGsパートナーである弊社がハブとなり、県内の学校や塾、企業と連携し県内にSDGsの理念を広めていくための取り組みの一貫として、SDGsカリキュラムを導入しました。正解のない答えについて話し合い、グループで発表するという、SDGsカリキュラムを体験することで、論理的思考やプレゼン能力などの非認知能力をつけて欲しいと考えています。

トレン校長 私達はこれまで、答えのあることを教えてきました。しかし、これからは社会に出る生徒が見たことのない、答えのない問題について考えなければいけません。SDGsの達成目標である、貧困や環境などの問題は、ここ5年位小論文の問題として頻出していますが、生徒たちに「どう思う?」と問いかけても、彼らは答えられない。知識も、論理も足りないから。SDGsカリキュラムはちょうど生徒に足りなかった部分を補えるものだと思います。周りの人の発表で気づくことがあるし、自分の考えを5分で文章化する焦りの中では論理的な思考が、プレゼンテーションでは表現力が身につきます。

沖ゼミが描く未来像

加納副校長 現在は幼児〜過卒生までを対象としていますが、学校や企業、就活などの現場にも手を広げ、全世代的に縦方向のレベルアップに尽力します。また、北部地域や、離島地域など、教育の行き届かないエリアの子どもたちにインターネットを活用した学びの機会とチャンスを与えて横方向のレベルアップも目指して沖縄県の発展に貢献したいと思います。

トレン校長 弁護士、エンジニア、政治家など数々の分野で活躍する卒業生と力を合わせて、暮らしやすい沖縄にしていきたいと思います。

受験生、保護者の皆さんへ

納副校長 今からすごく厳しい時代になります。単に世の中の流れに乗ればいいという訳でも、大企業に入れば安泰という訳でもない。人生を切り拓いていくのは自分自身です。学生のうちに苦労して、経験を積んで今からの時代で活躍できる人材になってください。未来は厳しいけれど、がんばればきっと拓けます。

トレン校長 大学受験でも高校受験でも、入ったらそこがスタートです。ゴールではない。そこにある全ての機会を掴みながら頑張って欲しいと思います。よく、最初に将来の目標を決めて、それに向かって頑張りなさいと言われますが、将来がわからない生徒は大半です。私が大学に入った時の夢は通訳でした。でも、今は沖縄受験ゼミナールで校長になっています。未来は分からないもの。でも勉強しなければ何にもなれません。頑張れば自分の居場所はどこかにある。保護者の皆様に言いたいのは「〇〇に行きなさい」「〇〇になりなさい」など子どもにプレッシャーを与えないで欲しいということ。今の時点で決められなくても未来は必ず拓けます。ちゃんと勉強さえしていれば。

 

浜学園グループ
沖縄受験ゼミナール

那覇市安里2-9-11 ハマ・ブリーゼ那覇第1
那覇市松尾1-20-15レジデンス松尾1F
那覇市首里鳥堀町4-21 沖縄市胡屋2-1-65 ハマ・ブリーゼ沖縄
宜野湾市普天間1-25-21

【公式サイト】https://okizemi.oes-oki.co.jp/