はまキッズ(幼児教室)、進学教室浜学園、沖ゼミJr.(中等部)、沖ゼミ(高等部)と、幼児期から大学受験までの学びを一貫して受けられる浜学園グループ。その指導者が一同に介して座談会を行いました。

それぞれの学びの行き着く先は、大学合格とその先の未来

-それぞれの学びの特徴を教えて下さい-

與儀 はまキッズは、浜学園グループの一番下の年齢層、いわば土台の部分を担っています。小学校受験よりも人間として大切な能力の育成が目的で、塗り絵、折り紙、切り絵などを使って指先調整能力を育てていますが、塗り絵や折り紙などが「上手に出来ること」は重要視しておりません。大切なのは指先を活発に使い、脳に影響を与えること。指先調整能力を育てることで様々な能力をの育成を円滑にします。また、子供の成長を測る上で、他の子供と比較するのではなく、先週と今週での変化を見るようにしています。

間野 浜学園の目的は主に三つ。一つは志望校合格。二つ目は学習に興味を持つこと。そして最後は、自主的に学ぶ様になること。正しい勉強法を小学生のうちに習得しておくことで中学・高校で目標を見つけたときにキャッチアップすることができます。浜学園には、爆発的に記憶力の良いお子さんもいますが、記憶力に頼らない、大人になっても使える勉強方法を教えています。浜学園のいう「志望校合格」とは、大学のこと。長期的な視野でお子さんの成長を見守っています。

嵩原 沖ゼミJr.は、公立中の生徒、公立中高校一貫校の生徒、沖尚・薬科・興南中など私立中の生徒と様々。公立中の生徒の多くは中学受験を経験していないので、中学からいきなり席次の世界に入って勉強に対するスタミナがありません。そのため、勉強するモチベーションを高めるための自習コンテストやスタンプラリーなど様々な企画をしています。中高一貫校や私立中の生徒は、中学受験を経験した分勉強に対するスタミナがあり、ある程度宿題を与えてもやりこなす体力と精神力がありますが、中学合格を「ゴール」と捉えてしまい、高校受験がないことも相まって勉強をしなくなる生徒が一定数います。そのため、面談などを通して生徒の頑張りを可視化して本人と保護者に伝え、モチベーションに繋げています。

吉浜 沖ゼミでは、大学受験対策と合わせて2022年から新学習指導要領の新課程に変わったばかりで学校側で消化しきれない部分を塾側でフォローしています。もちろん大学入試合格は大切ですが、学びの本質を理解して大学入学後の4年間、そして社会人になってからも通用する学習習慣が身につくよう、先を見据えて探究する力を身につけさせたいという想いで指導しています。

喜友名 同じく高等部です。今はオンラインツールや映像授業などのコンテンツが豊富で、沖ゼミでも活用していますが、沖ゼミが創業以来大切にしているのは集団授業。脳科学的にも、対面での学びが一番理解を深めると分かっているので、沖ゼミでは9割を集団の対面授業、残りを個別とオンラインでフォローしています。

和瀬 沖ゼミでは受験の重圧に耐えられる精神的・肉体的に強い身体を作るために正しい生活を心がけるよう指導しています。休みの日だからと言って寝溜めは禁物。1年を通して起きる時間は一定に保ち、バランスの良い食事と適度な運動で精神的に肉体的に万全な基礎を作るためことが大切です。これは過卒生(浪人生)も同じ。授業があってもなくても毎朝9時に登校してHRに出ることで生活リズムを整えています。

-子供の学びに負荷はかけるべきか!?-

與儀 今は全国的に、子供の教育について「負荷をかけない」という傾向にありますが、浜学園ではどうでしょうか?

間野 浜学園では、宿題の量は決して少なくはないので負荷をかけないということは有りません。むしろこの時期から少しずつ負荷をかけていくことで、中学・高校で急激に増える負荷に負けないよう鍛えています。

與儀 確かに、学習は習慣なので、早くから宿題などを課すことで日々の学習習慣をつけることは大切ですね。高校受験で中3になって初めて勉強の負荷をかけるのは子どもたちにとってとても辛いことなので、早くから学ぶ習慣を大人が作ってあげる必要がありますね。

間野 沖ゼミJr.では、モチベーション維持のために面談をとのことでしたが、どれくらいの頻度で面談をしていますか?また、LINEなどでオンライン相談を受けることもあるのでしょうか?

嵩原 全員年3回は面談していますが、成績が振るわない生徒や、保護者から面談の希望が合った場合は追加で随時面談を行っています。LINEはあくまで、イベントのお知らせをしたり、面接の日時等を決めるためのツールで、実際の相談は必ず対面で行っています。

-幼少中高一貫教育で、沖縄の社会を変えていける人材を育成-

與儀 今、私が担当しているお子さんが初等部、中等部、高等部でも活躍できるように土台を作っている、という考えで指導していますが、今後活躍する人材となるために幼児期に身に着けておくべきことは何だと思いますか?

喜友名 人の意見を聞く素直さですね。自分のやり方に固執してしまう生徒さんは、その時々で押さえておかなければならないことを押さえられない傾向にあり、やり直しが大変になることがあります。

吉浜 知識の部分は後からでも身につけることは出来るので、読解力や思考力、判断力などは幼少期から鍛えておくことが大切だと思います。ただ、これは幼児期だけやればいいということではなくて、長い時間をかけてやっと身に付けられるもの。浜学園グループの幼少中高と一貫した学びの上で身につけることができたら、沖縄から東大・京大などの難関大へどんどん送り出せるようになるのではと思っています。願わくば、沖縄受験ゼミナール出身の子どもたちが、沖縄の社会を変えていけたらと夢を膨らませながら、日々活動しています。

はまキッズ
與儀 美幸教室長

浜学園
間野 正一 マネージャー

沖ゼミJr.
嵩原 亮先生

沖ゼミ
吉浜 由 アドバイザー

沖ゼミ
喜友名 亮太 アドバイザー

沖ゼミ
和瀬 賢 アドバイザー

浜学園グループ
沖縄受験ゼミナール

那覇市安里2-9-11 ハマ・ブリーゼ那覇第1
那覇市松尾1-20-15レジデンス松尾1F
那覇市首里鳥堀町4-21 沖縄市胡屋2-1-65 ハマ・ブリーゼ沖縄
宜野湾市普天間1-25-21

【公式サイト】https://okizemi.oes-oki.co.jp/